振り返り【簿記Ⅰ~Ⅳ】
修得済み科目の振り返り。『簿記Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ』。
そもそも通信で勉強を始める動機のひとつが、自分の簿記・会計全般の知識不足を痛感したことだった。なので、簿記は入学初年度の最重要・最優先科目だった。
プレ学習
ちょうど入学前に、JMOOCで日商簿記3級の講座を見つけたので、受講してみた。おかげで、基礎の基礎をインプットできたので、入学後、比較的スムーズに学習開始できた。
肝心要の簿記
JMOOCで講義を見た後で、生じた疑問。通信で簿記を教える・学ぶって、難易度高いんじゃないだろうか?
しかも、簿記って、その後学習することになる会計や経営科目の土台となるわけだから、ここでつまずいたら、総崩れになりそうな気がして、不安がよぎる。
が、結論から言うと、通信で学ぶことには、まったく問題なかった。キモとなる科目だけに、テキストの内容も、リポート設題としてみっちり課される問題も、ものすごくよく練られたものだった。具体的に言うと、問題をひとつ解くたびに、自分が何をわかっていないのか、思い知らされる感じ。その分、テキスト学習は、かなり時間がかかった。
加えて、電卓操作に慣れていないことが、簿記学習の足を引っ張ったので、試行錯誤しつつ、電卓修行をすることに。
学習内容
簿記Ⅰ~Ⅳの学習内容は、ざっくりと
- 簿記Ⅰ・Ⅱ: 日商簿記3級の内容
- 簿記Ⅲ : 日商簿記2級の商業簿記
- 簿記Ⅳ : 日商簿記1級の商業簿記・会計
という感じなので、簿記Ⅰ・Ⅱに関しては、通教テキスト学習+日商簿記3級の参考書・問題集で大丈夫だった。
簿記Ⅲ・Ⅳは、内容的に要注意。というのは、通教テキストと、日商簿記検定の1級・2級の範囲が、必ずしも一致しておらず、通教テキストにある論点がなかったりするため。簿記Ⅲの単位修得試験の際、試験直前対策として、日商簿記2級の模擬問題をやってOK!と思っていたら、実はぜんぜんOKじゃなかった。
要注意項目としては、
- 特殊商品売買
- 本支店会計
- 有価証券の洗替法・切放法
- 外貨建取引
- 為替予約の会計処理
- 税効果会計
等が、日商簿記1級・2級で前後していたり、日商簿記の参考書では、踏み込んだ説明がなかったり。
簿記Ⅲに入る段階で、日商簿記1級・2級の参考書・問題集を両方入手しておいて、項目ごとに押さえていくのが賢明だということに、だいぶ後になってから気が付いた。
日商簿記の参考書では物足りない項目については、『財務会計講義』(財務会計論の指定テキスト)が参考になった。
まとめ
評価結果は、以下の通り。
- 簿記Ⅰ)リポート:A+、試験:A
- 簿記Ⅱ)リポート:B、試験:A+
- 簿記Ⅲ)リポート:A、試験:B
- 簿記Ⅳ)リポート:A+、試験:D(不合格)⇒ A
※簿記Ⅲのリポートで、神谷先生が、講評欄に固定資産の除却損の計算について、年度経過の図解入りで丁寧に解説してくださったのが、感動的だった。
簿記Ⅲは、試験不合格と思い込んで勉強しなおし、簿記Ⅳは大丈夫と高をくくっていたら、まさかの不合格で、やっぱり勉強しなおし。。涙と笑いをともなう、思い出深い科目となった。
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参考:使用した参考書・問題集
簿記・会計関連の本は改訂が多いので注意!
※amazonの商品ページを見ると、「この本には新版があります」とか「近日中に新版が発売される予定あり」といった表記があるので便利。
日商簿記3級
日商簿記2級
(参考書)
(問題集)
日商簿記1級
(参考書)
(問題集)
財務会計
以上。