GoTheDistance!ジェニファーの法政大学通信ブログ

法政大学通信ブログ by ジェニファー。法政大学通信教育課程・経済学部商業学科に2015後期入学(3年次編入)。試験やリポート、学習の内容と進捗状況、日々の気付きなど。Go the Distance!最後までやり遂げよう!

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振り返り【統計学Ⅰ・Ⅱ】

履修済み科目の振り返り。統計学ⅠとⅡ。

入学前から、ぜひとも押さえておきたいと思っていた科目のひとつだった。

なお、統計学Ⅰ・Ⅱは、経済学科では選択必修科目、商業学科では3年次以降での選択科目という位置づけ。

涙なしの統計学

やる気満々で臨んだのはいいけど、数学が苦手な私の前に立ちはだかる、高い壁。

指定テキスト『調査と分析のための統計 第2版 ―社会・経済のデータサイエンス』の内容に追いつくために、『新・涙なしの統計学』と『完全独習 統計学入門』を個人的プレ・テキストとした。

この2冊、出会えてよかった勉強本の今年度ベスト10に間違いなくランクインする良書だった。統計学に涙する者の身になって、辛抱強く説明してくれる。

新・涙なしの統計学』の内容紹介<amazonより>

見慣れない記号や難解な数式に泣かされず、文章と図版による解説のみで統計学のエッセンスがマスターできるユニークな統計学への入門書。身近で親しみやすい具体例を基に、読者が自分の頭で考えることで理解していく解説のスタイルをとり、統計学の基本的な諸概念と実際の手法が自然に身に付くように工夫されている。初めて学ぶ人にとってのテキストであるとともに統計学に関心のあるすべての読者にとって含蓄のある「読み物」でもある。 

本当に『読み物』としておもしろかった。著者がイギリス人のため、たとえ話や標本の例などに見られる文化差も興味深く楽しくて(標本の例として、やたらと小人が登場する等)、飽きることなく読み進むことができた。

完全独習 統計学入門』の内容紹介<amazonより>

本書は、
●統計学を初めて学ぶ人
●統計学を改めて学び直したいという人
●何度も挫折して、いまだに身についてない(と感じている)人
●今まさに落ちこぼれつつある人
に向けた、統計学の超入門書です。

 『今まさに落ちこぼれつつある人』というのが、身につまされる。帯に『使うのは中学数学だけ!』とあるとおり、難解な数式は使わずに、基礎からしっかり教えてくれる。『カイ二乗分布』の説明は、先の『新・涙なしの統計学』よりも、こちらの『完全独習 統計学入門』の方がわかりやすかった。練習問題が多いので、単位修得試験の手計算対策として最適。(統計学の試験は電卓使用不可なので)

ちょっと時間はかかったけど、この2冊を読み込んだおかげで、何とか涙なしで勉強をつづけることができた。

リポート

リポート設題は、統計学Ⅰ・Ⅱとも、大枠の課題を与えられて、自分でテーマ設定をするという形だった。

使用したデータは、

分析作業をはじめてから、「これを証明するためには、やっぱり他のデータも必要だ」とか、「もっと対象を細かく分けたデータが欲しい」とかいった事態が発生して、何度もデータを探して取り直した。

最初から『決め打ち』しようとせずに、まずはちょっと試しに数字を出してみる、というやり方でいった方が、『戻り作業』に時間を取られなくて済んだかも。

あと、自分の立てた仮説とは真逆の結果が出たケースもあったけど、これはリポートの内容にメリハリがついて、かえってよかった。

グラフもたくさん作って、リポートを仕上げる。

↓左が統計学Ⅰ、右が統計学Ⅱのリポートの一部。

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(右の相関図、墓石の消費金額って、いったいどんなテーマ設定したんだ?と思われるかも)

単位修得試験

単位修得試験の内容は、統計学Ⅰは概念についての説明を求める問題、統計学Ⅱは計算を必要とする問題だった。手計算対策(上記『 完全独習 統計学入門』)をしておいてよかった!

評価結果

評価結果は、以下の通り。

<統計学Ⅰ> リポート:A、試験:A

<統計学Ⅱ> リポート:A+、試験:A

統計学Ⅰ・Ⅱとも、リポートの添削・評価していただいたのは、森先生。講評の中で、「こういうデータを使う手もあるよ」というようなアドバイスもいただけて、うれしかった。

講評の内容を見た限りでは、評価ポイントとして、①比較する対象が適切か、②仮説を立ててデータで検証しているか、が特に重要とみなされているようだった。

まとめ

当初思っていた以上に、時間とパワーをかけた科目だったので、いい評価で終えることができて、うれしい。

ただ、統計学ⅠとⅡの間に、他の科目を入れたり(簿記Ⅳの不合格で予定が狂った・涙)、夏休みをはさんだりして、時間が空いたので、頭からこぼれ落ちて、勉強しなおした箇所もあった。

Ⅰ・Ⅱと続き物の科目は、時間を置かずに継続して勉強した方が、脳への定着率も、効率もいい。無駄なく無理のない、戦略的履修計画を今後の課題としたい。

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時間がかかった分だけ、統計学関連の記事多し。長い旅だった。。

学習内容とリポート・試験について:

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