アカデミックライティングへの道
現在、メディアスクーリング『ビジネス英語B』の中間リポート作成に苦戦中。
課題は、提示されたテーマについて、英語(1,200~1,500words)で述べよ、というもの。
授業テキスト
授業で使用しているテキストは、この2冊。
1)メインのテキスト
(ビジネス戦略のケーススタディを多数掲載。音声DLあり)
2)英文ライティングのテキスト
シラバス的には、1)のテキストでグローバルなビジネス戦略のケーススタディを題材にビジネス英語を学び、かつ、2)でアカデミックな英文ライティングの作法を修得した上で、英文リポートを書く、という流れ。
アカデミックなストラテジー
このテキスト『大学生のためのアカデミック英文ライティング: 検定試験対策から英文論文執筆まで』、私にとっては知らなかったことだらけで、難しいけど、ものすごく勉強になる。
一例をあげると、論文の中で、伝達動詞の時制の使い分けによって、書き手のスタンスを示すことができること等。(第7章)
それも、例えば先行研究について言及する一文の、主節と従属節の時制を変化させることで、書き手がその研究と内容をそれぞれどうみなしているかを読み手に示す、といったストラテジー(戦略)があることを知り、「へー!!!」と思う。
オーソリティは忙しい
が、それ以前に心しておかねば、と思ったのが、以下の箇所。
大学での英文ライティングは、主に「権威者(authority)」に向けて書きます。権威者とは、書かれた英文の内容について、かなり知識のある人々であり、読んだ後に一定の評価を行います。
まず、覚えておかなければならないのは、権威者は忙しい人たちです。彼らは、多くの英文を期限内に読まなくてはなりません。たとえば、検定試験の採点者は、一度に多量の答案を、決められた時間で読みます。大学の教員も同様で、評価をする期限内に成績をつけなければなりません。論文の査読者は、自分の研究の合間に、送られた原稿の採択をボランティアで評価をします。このような忙しい人に向けて書くので、相手がより読みやすく、わかりやすい英文執筆が特に大切です。
これを読んで、「すっ、すいません!」とまだリポート出してないのに、謝りたくなるのは、私だけだろうか?
そして、アカデミックなライティングと自分の英語力との間の距離を思う時、万里の長城が壮大なスケールで脳内に広がるのだった。
ストラテジー以前の対策として
。。という状況ゆえ、ストラテジーを使いこなす前段階の、長い旅路の道標となってくれそうな本をいくつか探し当てて購入。
参考本①
この本、自分の中では『書き出し・言い換え辞典』と呼んでいる。
1センテンスごとに、次にどう書き出したらいいのかわからない、Howeverが何度も続いてしまうなぁ、というような時、逆引き辞典的に使えて、正しい表現のバリエーションを増やせそう。
あと、英語論文での参考文献の表記のしかたとか、形式的なノウハウもいろいろ記載されていて助かる。
参考本②
こちらは、英検1級の英作文対策本。
英検1級を受けるかどうかは別として、課される英作文というのが、
Introduction ⇒ Body(1, 2, 3) ⇒ Conclusion
という英文エッセー(小論文)の基本形なので、パラグラフのまとめ方とか、定型表現の勉強になる。
この基本形をベースに、肉付けしていく感じで書き進めていきたい。(予定)
※解説が理路整然としていて、すごく納得させられる。
参考本③
そして、こちらは大学受験対策の英作文問題集(兼・参考書)。
例題100問が詳しい解説付きで掲載されていて、さらに別冊で暗唱例文100もついているので、英作文でありがちな文法つまずきポイントは、ひととおり網羅されている感じ。
個々の文章に悩んだら、まずはここから。道は長い。。
アジア方面の問題
ところで、英文ライティングに苦しむ心象風景として、何故、万里の長城が登場したのかというと、同じくメディスクで受講中の『世界地誌(アジア)』のリポート課題で、英語以上に苦戦しているので、それが無意識に影響しているものと思われる。
くじけずに前に進みたい。
千里の道も一歩から。
気合いだー!!
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