リポート完成【原価計算論Ⅰ】
原価計算論Ⅰのリポート、完成。
先週末、がんばってたくさん書いたのはいいけど、なんだかうまくまとまらず。
そして今日、ここをちょっと、と修正を重ねては、結局ほとんど書き直すことに。
毎度のことながら、この要領の悪さ、どうしたものか。
なお、いちばん近いリポート提出期間は、3月2日~15日になるので、それまでにあと2本は仕上げておくようにしたい。
今回の設題
原価計算論Ⅰのリポートは、1設題ながら、『論ぜよ』パートと計算パートの2本立て。
『論ぜよ』パートは、こちら。
企業(または工場)の生産形態の違いによる製品別原価計算方法の違いについて、それぞれの製品別原価計算方法の特徴に言及しながら論ぜよ。
計算パートの方は、仕掛品の原価等を計算して、総合原価計算表を完成させる問題。
(※この設題は2016年度のもの。春以降、リポートを新規に提出する際は、新年度の設題)
指定テキスト
『原価計算論Ⅰ・Ⅱ』の指定テキストは、『ファーストステップ原価計算を学ぶ』。
↓表紙がかわいくて、ちょっとうれしい。
ちなみに、なぜ表紙イラストに自転車関連のモノが多いのかというと、
学生はじめ一般の方々にとって、製品がどのような生産現場で、どのような人たちや機械設備によって作られているのかを想像することは、非常に難しいことだと思います。
そこで、原価計算についての詳細な説明に入る前の本書第2章で、どの家庭にもあるであろう自転車の製造方法を紹介しています。
<はしがきより>
ということで、表紙にもその内容が反映されているものと思われる。
このテキストを読めば、自転車の原価計算が、ひととおりできるようになるかも!
と、期待して読み始めた。
自転車とは?
自転車が登場するのは、第1部・原価計算の基礎知識の第2章。
まずは、『自転車とは?』的な説明から。具体的には、
- 道路交通法における自転車の定義の引用
- 『シティ車』と『スポーツ車』の自転車の図および各部名称の一覧表(自転車産業振興協会『自転車統計要覧』からの転載)
- 『ある自転車製造企業の生産工程』として、鉄パイプを所定の長さに切断~ハンドルの取り付けまでの作業内容の羅列(科学技術振興事業団製作の映像を元に著者が作成とのこと)
ふむふむ。きっと、これらをちゃんと頭に入れておかないと、ここから先、自転車の製造工程を軸にした原価計算の各種理論が理解できなくなるんだろうな、と思って、自転車の絵や部品一覧、溶接や塗装等の作業内容をじっくり眺める。
自転車とヒッチコック映画
そして、いよいよ自転車の原価計算!
と思いきや、
このように、自転車はフレーム製造工程、ハンドル製造工程、車輪製造工程、および組立工程を経て完成し、納品される。
として、自転車製造に関連した原価計算の費目(材料費、労務費)の説明(1ページ弱)で、この章、終わり。
以降、ページをめくってもめくっても、自転車は二度と出てこなかった。
あれっ? 自転車の出番、終わり?
昔、ヒッチコックの『サイコ』を見た時のような衝撃を受ける。
(主要登場人物が、ずいぶん早く、あっけなく殺されてしまう)
てっきり、自転車の原価計算ができるものと思っていたので、ちょっとがっかり。
こんなふうに、自転車に期待をふくらませて、さみしい思いをしたのは、私だけだろうか?
ある意味、とても印象的なテキストだった。
参考文献
上記テキストに加え、リポート用の参考文献として利用したのは、この2冊。
- 原価計算(六訂版)※重量級(約1000ページ)
- テキスト原価会計(第2版)
重量級の『原価計算(六訂版)』は、手に取るのに勇気が要ったけど、説明は非常にわかりやすかった。
(本が分厚いと、それだけでビビる、という反応から、そろそろ卒業したい)
『テキスト原価会計(第2版)』は、各項目ごと、冒頭にサマリがあり、もやっとした概念をざっくり理解できて、助かった。
書籍情報
↓指定テキスト
↓参考文献その1(※重量級)
↓参考文献その2
参考
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