日商簿記に『初級』新設
日商簿記検定に『初級』が新設されるらしい。
概要まとめ
- 全国の商工会議所などのパソコンを使ったインターネット形式で、原則として毎日受験できる。
- 平成29年(2017年)4月から実施(試験日は、試験施行機関が日時を決定)
- 試験時間 は40分で、試験方式 インターネットを介して試験の実施から採点、合否判定までを行う。
- 試験会場は、商工会議所ネット試験施行機関(各地商工会議所および各地商工会議所が認定した試験会場。試験会場の認定要件の詳細については検定ホームページ等に掲載)
- 受験料:2,160円(税込)
- 試験の中身は、『新たに簿記の基本原理および企業の日常業務における実践的な簿記の知識の習得に資する内容』で、レベルとしては『簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、業務に利活用することができる』ことが求められている。
↓試験の画面イメージ(簿記初級概要資料より)
難易度と位置づけは
試験範囲や試験画面イメージを見た限りでは、登場する勘定科目は3級と変わらないように思う。
ただ、簿記の基本原理を問う問題での用語や、仕訳問題での勘定科目が、プルダウンの選択肢から選ぶ形式なので、その分、負荷は軽そう。
いつでも気軽に受けられそうなので、
- 簿記3級の勉強をある程度すすめたあたりで、理解度の確認に
- しばらく簿記から離れていたので、仕訳パターンの記憶を呼び起こすため
等の目的で受験する人が多くなるのでは、という気がする。
※あくまで個人的な印象と感想です。
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情報元
↓日本商工会議所のお知らせ(2016年11月18日付)
「日商簿記 初級」の創設について-累計2,500万人受験の簿記検定に、短期間で基礎知識を習得できる初級を新設- | 商工会議所の検定試験
簿記4級の存在
なお、初級の新設にともない、現行の4級は2017年2月に実施する試験を最後に廃止となる由。これを見て、日商簿記4級の存在を初めて知ったのは、私だけだろうか?
簿記の勉強で、問題集とかたくさん買ったけど、4級の本ってamazonでもリアル書店でも、一度も目にした記憶がない。
今さらだけど、4級は『簿記初学者向けの入門級として小規模商店の経理事務を想定』した内容だったらしい。
存在感が薄いまま、身を引いて、初級にその座を譲り渡すのか、4級。。
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