法政通信卒業率考察とすごい先輩
『法政通信』の最新号に、特集記事として『2015年度卒業生の声』が掲載されていたので、興味深く読んだ。

卒業までにかなりの年数を要したという方も多く、中には、20代の時に入学して、卒業したのは50代だったという方もいて、驚く。きっと卒業生の数だけ、人生のドラマがあるのだろう。
法政通信の卒業率は?
ところで、去年、法政通信の入学を検討していた時、ネットでいろいろ調べていると、各通信制大学の卒業率について憶測や疑問が飛び交っており、そのわりにちゃんとした数字が見当たらないのを不思議に思っていたけど、実際のところ、計算のしようがないんじゃないかと思う。
たとえば、一般的な四年制大学であれば、一緒に入学した人たちのうち、何人が無事卒業したか、というのを容易に計算できる。
が、通教の場合は、そもそも入学の時点で、1年目から始める人、3年、4年に編入学する人、科目履修生、と様々で、それぞれ卒業に必要な条件がまったく異なる上、上記のように在籍年数もそれぞれなわけで、これらの足並みバラバラな学生たちを、どう分母と分子にあてはめて計算するのが適切なのか、わからない。
学業と人生の難易度
『卒業生の声』を読んでいると、卒業というか、学業の継続を困難にするのは、勉強の難易度よりも、各人のライフイベントや健康状態のようだ。
脳梗塞で倒れ、麻痺で字を書くことが困難になり、休学、リハビリの後、PC受験で卒業にこぎつけたという男性がいた。尊敬します。
子育てと仕事で多忙となり、いったん休学した後、学習再開して卒業したという女性は、息子さんが卒業式に同行して、「なんか逆じゃね?」と言いつつ、父母席から見守ってくれたそうだ。近頃、年のせいか、こういう話には涙腺がゆるむ。
すごい先輩
ちなみに、在学生の中にも、すごい方が。
93歳の現役女子大生!
93歳、現役法大生 学びが人生を豊かにする : 学生インタビュー : HOSEI ONLINE : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
すでに卒業に必要な単位は取得し、卒業論文に専念していらっしゃる模様。この余裕と貫禄。
アラフィフの私なんて、本当にまだまだ、ひよこ饅頭みたいなもんだ。
先輩方に負けないように(いや、負けてるけど)、試験勉強とリポート、頑張っていこう!
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