通信制大学の卒業率について改めて考えてみた
法政大学通信で勉強を始めて、1年半。
現役通信大生の目線で、通信制大学の卒業率について、改めて考えてみた。
法政通信卒業率データの謎
思い返せば、入学を検討していた頃、卒業率の情報を得ようと、何度となくネット検索をした覚えがある。
当の大学側は、FAQの『卒業率はどのくらいですか?』の回答として、
法政大学通信教育部は1947年(昭和22年)に大学通信教育課程として日本に最初に開設された通信教育部で、2015年3月末で21,120名の卒業生を送り出しています。学部別でみると法学部6,680名、文学部8,028名、経済学部6,412名です。
通信教育部の学生は年齢や職業が様々で、学習時間も人によって異なります。入学の年次も1年次から4年次までの方がいますので、卒業までの年数は一律ではなく、卒業率は算出できません。
卒業生数は9月・3月期合わせて例年300名前後です。
『卒業率は算出できません』とはっきり言っている。
実際、入学してみて、周囲の状況を見聞きするうち、「そりゃそうだよな」と思うようになった。(参考:法政通信卒業率考察とすごい先輩)
というのは、1年次からスタートする人もいれば、学士入学等で3年・4年次に編入学する人、科目履修生、とさまざまなので、スタート地点もバラバラなら、卒業要件(必要な単位数、スクーリング、卒論の要・不要等)も一人ひとり異なる。
さらに、事情により、いったん退学するも、再入学して学習再開する人が、毎年40~50名ほどいるそうなので(情報元:【入学を検討中の方】法政大学通信教育部での学びについて | 通信制大学なら法政大学通信教育部)、入学2回・卒業1回、というケースもあり得るわけだ。
こうした足並みも個性もバラバラの学生たちの情報をすべて織り込み、『卒業率』を算出するには、分母と分子に、どう数字をあてがうのが正解か?
。。いや、正解、ないと思う。
(※ネット上で見かける、法政通信の卒業率、妙にはっきりと言い切ってるけど、あの数字、どこからどうわいて出てきたのか、どうやって計算したのか、謎である)
卒業率に求めていたこと
今、振り返ってみると、入学前の自分が『卒業率』に求めていたのは、偏差値の代用としての学習難易度の目安、そして、卒業できる保証だったのかな、と思う。
けれども、考えてみれば、上記のとおり、人それぞれなのだから、たとえば、自分よりも優秀な人たちが100%卒業したとしても、それは『参考値』として、まったく役に立たないわけで。。
むしろ、参考値として注目すべきは、何らかの事情でいったん中断しつつも、再入学して学習再開する人が大勢いる、という事実の方かもしれない。
きっと、人によって、何が困難で、障害となり得るのかは、違ってくるのだと思う。
結論:本当の卒業率
つまるところ、自分自身が卒業するかどうか。
それにつきるんじゃないだろうか。
よって、本当の卒業率は、自分が卒業するか/しないか、2つに1つで50%。
さらに、あきらめさえしなければ、100%!!
これが現時点での結論。
実感値として、間違ってはいないと思う。
法政に限らず、今、通信制大学で勉強している人たちも、きっと同意してくれるはず。
もし今、入学を検討している人がいたら、『思い立ったが吉日』!
みんな、一緒にがんばって卒業しましょう!!
えいえい、おー!!!
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