昼下がりのだるだる睡魔対策
昼下がり、暴力的な睡魔が襲ってくる。
どうにかこうにか、眠気に打ち勝っても、倦怠感がひどく、妙に気持ちが沈む。
ーーという状態が、一時期ひどくて、弱った。
ゆったり、まったりと時間が流れる、昼下がり。自宅が仕事場なので、誰かに監視されてるわけでもなし。
「だるいし、サボっちゃえば?」悪魔がささやいてくる。
だめだだめだ。日中のこの時間を有効に使えるか、というか、自分が使い物になるかどうかは、生産性ひいては生活にかかわる問題だ。
しかも、日に日に症状がひどくなってくるので、何が原因なのかと真剣に考えた。単に疲れがたまっているのかもしれないし、自律神経が弱ってるとか、更年期障害とか。どれも有り得る。
対策として、まずはお手軽にできることから、試してみた。ハーブティーや健康茶の類。ストレッチ、半身浴、『命の母』。
いずれも、それなりにいいような気はするものの、根本的な解決にはいたらず。
健康本もいろいろ読んでみた。そして、近年よく出ている、炭水化物の問題を説く本を何冊か読んで、ちょっと思い当たることがあった。
『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)』の中に、炭水化物を食べると、猛烈に眠くなる。これでは外敵から逃げ遅れるだろうから、本来、人間に適した食物であるわけがない、というようなことが書いてあって、妙に納得した。
恥ずかしながら、この数年、お昼は麺類でマッハで済ませることが多かった。炭水化物がすべて悪者だとは思わないけれど、麺類でほぼ炭水化物『だけ』の食事が、いいわけはない。
というわけで、ひとまず麺類はやめて、タンパク質と野菜中心の昼食に切り替えてみた。お昼にあまり手間暇かけることはできないので、卵、トマト、アボカド、じゃこ、高野豆腐などの食材をヘビロテしつつ、簡単クッキング。
すると、一週間、二週間と経つうち、じょじょに睡魔と倦怠感が軽くなってきたではないか!
そうか。犯人は炭水化物『だけ』の昼食だったか。
おかげで近頃は、アンニュイな昼下がりも、仕事や勉強がけっこうはかどるようになった。あと、甘いものへの渇望もぴたりとやんだので、驚いた。このあたりのメカニズムについては、『「いつものパン」があなたを殺す: 脳を一生、老化させない食事 (単行本)』と『ジョコビッチの生まれ変わる食事』に書いてあったことが正しかったのだと思う。
加えて、3時すぎぐらいに、お風呂掃除とか、適度に体を動かす家事を間にはさむと、なお効果的。
なお、炭水化物および食生活全般については、今なお模索中。今後、諸説をどの程度受け入れて実践していくかは、自分の体と相談しつつ、決めていこうと思う。
↓うちの殿様は、寝るのが仕事です。
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