電卓はカシオかシャープか?右手か左手か?
簿記の勉強を始めるまで、電卓なんてどれも同じだろうと思っていた。
仕事で数字を扱う場合は、ほぼすべてパソコンなので、『実務電卓』が必要になることはなく、電卓を買うとすれば、量販店に並んでいるお手軽なものを、10年に1回、買い替えるくらいの淡白な付き合いだった。
たかが電卓、されど電卓
当然ながら、電卓操作にはまったく習熟しておらず、これが簿記学習の妨げになった。
もたもたしながら電卓をたたいてると、どこまで計算したんだか、わからなくなる。検算するたび、数字が変わる。
練習問題をやって、不正解だった場合、理論を理解できていないのか、計算間違いをしているのか、あるいはその両方なのか、というところから解明しないといけないので、学習効率の悪いこと、この上ない。
電卓サウスポーでいこう
それで思い出したのは、昔、勤め先に来ていた会計士さん。左手でパパッと電卓をたたきながら、右手でさらさらと数字を書きつけていた。一連の動作が流れるようで、無駄がない。
そうか。電卓サウスポーなら、右手は筆記と数字をたどることに集中できるから、混乱が減って、も少しスムーズになるのかもしれない。よし、電卓サウスポーでいこう。
カシオかシャープか?
ところが、その時使っていたカシオの電卓は、数字キーの左にクリアキー等が配置されていて、左手で打つ場合、私にとってはちょっと使いにくかったので、amazonで売れ筋の電卓を比較検討して、シャープの実務電卓にした。
実務電卓市場は、カシオとシャープがほぼ独占している模様。価格帯はamazonで定価割引になった状態で、3000円~7000円くらい。ややお高く感じるけど、簿記会計の学習や資格試験に必要な機能と使い勝手を求めると、結局、このあたりの機種に行きつく。カシオかシャープかについては、キー配置がしっくりくる方を選ぶのが現実的だと思う。
会計士は左手、税理士は右手?
電卓修行用に『カンタン電卓操作術 』という本も購入。この本の中におもしろいことが書いてあって、会計士さんには電卓サウスポーがわりといるけれど、それにくらべると税理士さんは少ないのだそうだ。というのも、
税理士試験の問題用紙は、A4判横開き(左開き)の冊子形式で、1つの問題が2ページ以上にまたがっています。左手で問題用紙をめくりながら各ページに散らばっている数字を追う必要があるため、右手で電卓を操作した方が理にかなっているといえます。
とのこと。へー!!なるほどねぇ。
「000」キーの有用性
そして、こちらがマイ実務電卓。なぜ2台あるかというと。。
右が最初に買った電卓で、ポイントは「000」キーがあること。
少しでも早く電卓をたたけるようになりたいとあせっていた私は、ゼロ3桁をいっぺんに打てるなんて素敵!と思って飛びついたのだった。
しかしながら、簿記の問題は『単位:千円』として桁を端折ってる場合が多い上、減価償却とか内部利益の控除とか為替差損とか現価係数とか、小数点以下や端数を扱うことが多いので、「000」キーの出番ははっきり言って少ない。でも、ゼロ2コならよく出てくるので、むしろ「00」キーがあった方が、はるかにスピードアップに寄与するということがわかった。
というわけで、2台目を購入することに。初代は、消費税が10%になったら、数字のキリがよくなるだろうから、実生活で「000」キーが必要になるだろうと思っていたら、増税延期となり、当分、お蔵入りとなりそう。
何をやっても必ず、『あわてんぼうのおつかい』的なことをしでかしてしまう自分。
なぜだ?もう大人なのに。
電卓の元を取れるよう、しっかり簿記会計の勉強に励みたい。
参考:カシオとシャープの電卓サイト
◆カシオe-shop(機種別比較・機能詳細説明あり、通販あり)
※amazonの方が安く買えるけど(下記参照)、こちらのカシオe-shopでは名入れサービスがあるので、気合いを入れたマイ電卓やプレゼントとしてよさそう。
◆シャープHP(機種別比較・機能詳細説明あり、通販なし)
amazonでの売れ筋・実務電卓
↓カシオの一番人気
↓シャープの一番人気
↓マイ実務電卓(上の機種と機能は同じ。抗菌タイプ。白いデザインがお気に入り♡)
参考:税率の設定・変更方法
↓カシオの電卓
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↓シャープの電卓
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