通信学習の息切れ要因と対策
入学して早や、1年と4か月が経過。
成績の良し悪しは別として、自分としてはけっこうがんばってると思う。
とはいえ、自転車操業の『いっぱいいっぱい感』は否めず。
通信制大学に入学するからには、長距離走になるであろうことはわかっていたし、覚悟もしていたつもりだったけど、マラソン大会を見るのと自分が走るのとでは、体感ペースが違うのだった。
これまで、あまり落ち着いて我が身を振り返る余裕がなかったので、この息切れをともなう、いっぱいいっぱい感の要因と対策について、考えてみた。
試験回数の多さ=単位修得のチャンス
法政大学通信は、単位修得試験の実施回数が多い。
(※市ヶ谷キャンパスでの試験は年8回。夏休みと年度末を除いては、基本、毎月実施。開催都市によって、試験実施回数が異なる)
自分で受験申請する方式なので、必ずしも毎回受けなきゃいけないわけではないけど、単位修得のチャンスを逃すまいとすると、しぜんと、常にお尻に火がついているような状態になってしまう。
実際問題として、こうして小刻みに課題をクリアしていく感じでなければ、根がズボラな私の場合は特に、着実に前進することは難しそうなので、しんどいながらも有難いシステムと言える。
なので、今後もチャンスを最大限活かすべく、がんばって受験をつづけたい。
端折れない工程
ということはやはり、リポート、試験、リポート、試験、と五月雨式にどんどんこなしていく必要あり。
これまで提出したリポートは、(出来がどうかは別にして)既にけっこうな数になる。
その都度、つくづく思うのは、指定テキストも参考文献も、ちゃんと読んだ方が結局早い、ということ。
どの科目も、リポート設題は、自分がわかっていないことを直視させるように、実にうまく(手強く)できているのだった。
個人的に、リポート作成で陥りがちなパターンとしては、
- すでに締め切り日が迫ってから、必要な本を読み始める。
- 張り切ってリポートを書き始めるも、具が足りない、または理解が足りず、参考文献を追加投入して、読み込み開始。
など。要は、準備不足と『端折れない工程』にかかる時間の見積りの甘さに起因するもの。
先読みで一石二鳥
もっとも、時間には限りがあるので、どううまくひねり出して、有効に使うかが問題。
具体的には、リポートおよび学習そのものに欠かせない本を、いかに効率よく、かつ苦痛を伴わない方法で読んでいくか。
本を読むことじたいは好きなので、勉強をきっかけに、関連テーマの本を読むことも多い。
最近だと、経済史のリポートを書いた後で『レーガン - いかにして「アメリカの偶像」となったか (中公新書)』や『ペリー来航 - 日本・琉球をゆるがした412日間 (中公新書)』を読んだ。
そして、「この本、先に読んでおけば、リポートの参考文献として使えたのに!」と非常に悔しい思いをした。
だったら、日頃から、『趣味の読書』として、今後学習する科目に関連した本を、前もって読むようにすれば、趣味とリポート準備を同時にできて、一石二鳥じゃないか!
リポートに取り掛かる時には、すでに『具』がある状態で始められる。この差は大きい(はず)。
あと、自分にとってハードルが高そうな科目については、入口でつまずかないように、『プレ学習本』を見つけて、あらかじめ読んでおくことを心がけたい。
ということで、今、『社会思想史』に関連して読み始めているのが、この本。
※中身はマンガではないけど、主だった哲学・思想がわかりやすく解説されていて、おもしろい。
目指せ!完走
まずは、この『趣味の読書としての先読み作戦』を実践して、様子を見てみたい。
これからまだまだ試行錯誤がつづくと思うけど、ペースを保って、息切れせずに完走を目指すぞー!
書籍情報
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