老眼六法
今週末の単位修得試験に向けて、民法一部(総論・物権)・二部(債権)の学習中。
テキストを読みながら、関連条文と判例を六法や判例集で確認、という地道な作業。
なんだか、炎天下を匍匐前進しているような感じで、気が遠くなってくる。
初学で老眼
そして、民法の内容・量ともに大変なのに加え、個人的に非常につらいのは、、
六法が、老眼で読めない!!
マイ六法『有斐閣判例六法 平成29年版』は、必要な情報がぎっちり詰め込まれて(2,378ページ)2,900円という、ものすごくありがたい本だ。
きっと、若者や、若者じゃなくても、ある程度、法律の素養があって、確認のために六法を開くような人なら、これでじゅうぶんなのだと思う。
がしかし、法律初学者の私の場合、各条文の趣旨や判例も一から読んで理解する必要があるので、字が読みにくいと、ちっとも前に進めないのだった。
法律の初学かつ老眼という取り合わせ、なかなかキツい。
老眼ワールドへようこそ!
ちなみに、老眼になると、具体的にどんなふうに見えづらいのかと言うと、単に細かい字が見えにくいというよりも、コントラストが不明瞭なものを判別するのが困難になるという感じ。
<例1>
たとえば、↓こういう紙の地色と文字色のコントラストがもやっとしてる場合。
<例2>
右側のピンク囲みの数字なんかは、太くてくっきりしてるからよく見えそうなものだけど、輪郭がべたっと溶けてしまって、判読が困難。
※逆に、左のブルーで囲んであるあたりの文字の羅列は、明朝体で線の強弱がはっきりしているため、意外と読める。
明朝体はエラい
こうして見ると、明朝体って、実は素晴らしく機能的な書体だったんだな、と今さらながら思う。
おそらく、その昔、印刷技術も紙の質もよくなくて、それでも見やすいように工夫された書体なのだろう。
(明朝体って、なんか古臭くてあんまり好きじゃなかったけど、老眼になってはじめて、あなたの素晴らしさに気づきました。今まで誤解しててごめんね。明朝体さん)
初学・老眼女子仕様
というわけで、内容的には文句なしの判例六法だけど、老眼女子にはやさしくないので、手に取る頻度が日に日に下がってきた。
インターネットで民法の条文は見られるので、しばらくそれでお茶を濁していたけど、『前条の規定により…云々』といった表記が多く、前後の条文や関連情報を同時に確認したい時とか、ネットって意外と不便なのだった。
つながり・同時に・行きつ戻りつ、という作業って、やっぱりアナログの方が向いているように思う。
そして結局、どうしたかというと、『六法』(憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法がすべて収録されている)を使うのはあきらめて、代わりに法律ごとに小分けになっている、こちらを使用することに。
↓民法Ⅰ(総則・物権)
↓ 民法Ⅱ(債権・親族・相続)
民法の各条文に、わかりやすい解説がついていて、字が大きいので、初学者にも老眼女子にもすごくやさしい。
<文字サイズ比較>
左:有斐閣判例六法 / 右:伊藤真の条文シリーズ民法Ⅰ
※唯一の、そして最大の難点は、かさばること。。
(このシリーズで六法分、ぜんぶ揃えたら、相当なボリュームになるはず)
でも、背に腹は代えられないので、この先さらに、少なくとも商法と会社法は買うことになりそう。
法学って、キロ単位、あるいは段ボール箱単位で本が増えていくなぁ。
しっかり勉強して頭の中に収納して、本は処分していく、というのが理想なのだけど。
とにかく今は、民法一部・二部を、可能な限り、脳内スキマ収納していきたい。
目指せ、民法一部・二部合格!!
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