振り返り【経営学総論Ⅰ・Ⅱ】
修得済み科目の振り返り。選択必修科目の『経営学総論Ⅰ』・『経営学総論Ⅱ』。
選択必修科目なので、科目のラインナップと必要単位数(選択必修科目で20単位以上必修)を考えると、取らないという選択肢はないに等しく、内容的にも外せない科目だった。
経過措置テキストどうする?
なので、入学してすぐ、指定テキスト『経営学への招待 新装版』を入手して、読み始めていた。ただし、履修の順序としては、簿記が最優先、あとは『外国語経営学』がタイムリミット(2016年4月以降新規履修不可)があったのと、メディアスクーリングはスケジュール的に待ったなしなので、それらをこなすだけで、いっぱいいっぱい。経営学総論Ⅰのリポート作成には着手できないまま、あっという間に半年経過。
そして、新年度(2016年4月)のシラバスを見たら、テキストが変更になっていた! 経過措置期間として、2018年3月までは旧テキストでの履修(リポート設題、試験出題も新・旧別)が可能なので、せっかく読んだことだし、旧テキストでいこう、といったんは決意した。
でも、なんか気になる。新テキスト。気になってもやもやするので、新・旧テキストを見比べて、よさげな方で履修することにした。新テキスト『グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】』を入手して検討した結果、こちらの方が、今後学習を進めていく経営学、会計科目とのつながりを考えると、よさそうに思えた。
正攻法でいこう
かくして、新テキストで学習開始。『経営学総論』というだけあって、経営学上の基礎的な概念がずらっと並んでおり、端折って進むわけにもいかず、地道に読み込み続行。
試験は、新テキストからの出題になるので、過去の出題傾向がわからず。試験勉強は、特に重要と思われる概念をノートにまとめて、説明できる状態を目指した。やってることがあまりにも地味なので、もっと要領のいいやり方があるんじゃないかと、途中何度も不安がよぎった。が、試験の出題は、まさにそんな感じ(特定の概念について「説明せよ」形式)だったので、結果として、地道な正攻法で正解だったのかなと思う。
正解のないリポート設題
それに対して、リポートの方は、経営学総論Ⅰ・Ⅱとも、『正解』がなくて、『正論』を並べ立てるという手も通用しない設題だった。それぞれの設題は、下記のとおり。(2016年度分の設題)
<経営学総論Ⅰ>
アンゾフの「事業拡大マトリクス」とはいかなる経営戦略か。その理論的フレームについて、「実在する著名な企業の事業活動(事業・商品展開)」を例にあげながら説明しなさい。
<経営学総論Ⅱ>
働くあなたの「モティベーション」は、あなたの職場が用意する「インセンティブ」によって、どのように高められているだろうか。「仕事報酬」・「業績評価基準」、「理念的インセンティブ」、「自己実現的インセンティブ」のすべての概念を使って、そのプロセスを具体的に説明して下さい。(※なお、就業経験のない方は、周囲の親族や知人等のケースをヒアリングし、リポートして下さい、とのこと)
Ⅰ・Ⅱどちらのリポートも、書き上げるのにかなり時間を要した。Ⅰの『実在する著名な企業』は、あえて自分と日頃ほとんど縁のない業界を選んだ。予備知識が少ないので、調べものをするのが新鮮で、けっこう楽しかった。
Ⅱのリポートは、考えあぐね、人生の棚卸作業をして、なんとか書き上げる。
まとめ
評価は、経営学総論Ⅰ:リポートA、試験A、経営学総論Ⅱ:リポートA+、試験A+。よし!
それなりに時間はかかったけど、基礎となる科目なので、他関連科目の土台としての効果をすでに実感している。
ちなみに、旧テキストも、経営学史、関連本の索引として利用中。(外国語経営学で登場した、テイラーやサイモンが、経営学史上、どのような位置づけで、どんな功績を残した人物かがざっくり説明されていて、当たるべき参考文献もわかったので、リポートを書く時、助けになった)ただ、この本、随所で松下幸之助を絶賛しすぎのような。。
書籍情報
↓旧テキスト
↓新テキスト
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