通信制大学編入から卒業までの学費【実例】
法政通信での3年間にかかった学費のまとめ。
前提条件と特徴
◆学部・入学年次
法政大学通信教育部の経済学部商業学科に3年次編入(2015年度後期入学)
◆在籍期間
3年間(2015年10月~2018年9月卒業見込み)
◆特徴
リポ専(専らリポート提出+試験で単位修得)
卒業要件として必要なスクーリング単位は、最低限の単位のみ、メディアスクーリングで修得。
(リポート提出・単位修得の実績と詳細はこちら:リポ専道)
学費の内訳と合計
3年間にかかった学費の内訳と合計は、次のとおり。
※配本されない指定テキストや参考文献の代金は含まず。
合計金額、46万円也。
学位取得の代金としては、超破格値だ。
1カ月あたりにすると、12,777円。
金額を左右する要因は?
上記の金額は、あくまで私個人のケースなので、各種条件によって、金額がかなり変わってくると思う。
具体的には、履修方法と在籍年数。
履修方法としては、通信学習とスクーリング学習があり、それぞれの方法で履修した場合の費用は、以下のとおり。(法政通信の場合)
◆通信学習(テキストで自主学習してリポート提出の上、試験を受けて単位修得)
通信科目の費用は、教育費(年度ごとに支払う学納金)に含まれているため、何科目履修しても追加費用はかからない。
◆スクーリング
スクーリングには、(対面授業の)スクーリングと、(インターネットを介した)メディアスクーリングの2種類あり。
- (対面授業の)スクーリング: 1科目15,000円
- (インターネットの)メディアスクーリング: 1科目20,000円
※メディアスクーリングの方が割高だけど、対面授業のスクーリングは、住んでいる場所によっては交通費や宿泊費が別途必要になることも考慮要。
要するに、通信学習は『基本料金』に含まれており、一方、スクーリングは『オプション料金』のため、受講科目数が多ければ金額も大きくなる。
金額のことだけを考えれば、スクーリングが少ない方が安上がりだ。
履修のベストバランス
ただし、通信学習の場合、リポート提出⇒試験⇒単位修得のサイクルが数ヵ月単位で、単位修得試験の受験枠も1回につき3科目までと上限があるため、ひとつの科目を勉強し始めてから単位を修得するまでにかなり時間がかかる。
一方、スクーリングは、例えば夏期スクーリングの場合、期間中めいいっぱい受講すれば、最大14単位修得可能なので、短期間で単位修得することができる。
よって、時間的な効率としては、スクーリングの方が勝っていると言える。
とはいえ、私のように仕事の都合で(対面式の)スクーリングに連続出席するのが難しい、というケースもある。
結局、自分の状況(仕事や家庭の状況、予算、住んでいる場所、科目の得意・不得意、等)に合わせて、通信学習とスクーリングのベストバランスが決まってくるのだと思う。
基本プラン
私にとっては、リポ専+メディスクで必要最小限のスク単位修得、というのがベストバランスだった。
ちなみに、上記の学費内訳を金額の割合で見ると、
◆学費内訳【金額比】
スクーリング単位は必要最小限なので、3年次編入の場合の最も安い『基本プラン』に近い金額構成だと思う。
なお、3年次編入の場合、最短でいければ2年で卒業できる(1年次入学の場合は4年)ので、その場合は教育費がマイナス8万円。
理論上の最低金額は?
もし仮に、最短の2年で卒業、スクーリング所要単位はすべて対面授業(交通費・宿泊費は考慮せず)で修得するとすれば、上記金額から
- 教育費:マイナス80,000円
- スクーリング受講料:マイナス40,000円
だから、合計340,000円(法政通信に3年次編入の場合)ということになる。
この金額、すごいよね?
※どなたかぜひ、チャレンジしてみてください!