学校ジャージの効能
きのう、近所のスーパーに買い物に行ったら、学校ジャージ姿の中学生数名に「いらっしゃいませー」と言われて、びっくりした。
おそらく、社会学習の課外授業で、お仕事体験をやってるんだろう。
配置人数が妙に多くて、店内の通路を大勢の学校ジャージが所在なげにうろうろしてるのが、おかしくもかわいらしい。
レジ係の男の子は、タスクが明確で忙しいので、張り切っていた。
指導役の店員さんは、日頃、対応がややつっけんどんなので、私はちょっと苦手と思っていた人だった。
が、中学生への指導の仕方を見ていると、変に甘やかすでもなく、説明が実に的確だった。そうか。この人って、本当はこういう人だったんだ。今まで誤解してて、ごめんなさい。
もしかすると、大人たちの方が、中学生の社会学習によって学ぶことは多いのかもしれない。こういう機会がもっと増えればいいと思う。
モンスター客を減らす効能もあるんじゃないだろうか。モンスターな人たちって、怒りに駆られて逆上しながらも、その実、『お客様は神様です』的な『大人の建前』を悪用して、甘えているんだと思う。
その点、学校ジャージは、そのような大人の建前も甘えも通用しないことを視覚的・直感的に伝えるだろうから、さしものモンスターも正気に返り、迷惑行為の抑止につながるのではないか? もちろん、中学生が危険な目に遭わないように、じゅうぶんな配慮が必要だろうけど。
色々考えつつ、いつものスーパーで、いつもとは違う買い物体験ができて、非常に有意義であった。
↓中学生レジ係が、丸っこい容器のバーコード読み取りに苦労しながら『ピ』してくれたさくらんぼ。おいしゅうございました。
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