大空への逃走
北海道の旭山動物園で、一羽のフラミンゴが『脱走』した事件の顛末。脱走したのは4年前の夏で、結局捕獲はできず、消息不明で終息宣言が出された由。
<フラミンゴが呼び覚ました感覚 ある夏の「脱走劇」 |トラベル|NIKKEI STYLE>
【追記】リンク先記事の掲載は終了しました。
そもそもフラミンゴというのは、園長さんによれば、
集団への依存性がとても強く、単独で隔離するだけでも餌を受け付けずに衰弱する、神経質で捕まえたりするとショック状態に陥りやすい……旭山で17年間暮らしていたフラミンゴが単独で全く土地勘のない自然の中で生きていられるはずがない
おそらく、フラミンゴ自身もそう思っていたんじゃないかと思う。ところが、
飛んだことで眠っていた脳の回路に一斉に電源が入り起動した、まさにそんな状態だったのだろうと思います。飛んだ瞬間に、僕たちの知っていたフラミンゴではなくなっていたのです。
ちょっと飛んでみたら、本能のスイッチが入って、「そうか、オレ、飛べるんだった!」と気づき、そのまま大空に飛び立ってしまったフラミンゴ。(記事中、脱走フラミンゴの性別に関する記載はなし)
そのフラミンゴの行動に、どこか心躍るものを感じてしまうのは、私だけだろうか?
その一方で、脱走フラミンゴの捕獲作戦に『おとり』として駆り出された、仲間のフラミンゴにもシンパシーを感じてしまうのだった。(※フラミンゴの群れる習性を利用し、目撃情報のあった湖の浅瀬に、夜間、檻に入れて置いておかれた。)
人間の組織・集団においても、これと似たような役割をあてがわれることって、あるような。。
関連情報
平成24年9月 「フラミンゴ脱走の経過」| 旭川市 旭山動物園
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