個人商店とMBA
明日の経営学総論Ⅰの試験に向けて、今日は重要な箇所を整理して頭に入れる予定。
使用しているテキストは『グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】』。
MBAと名の付くものを自分が勉強している図はちょっと気恥ずかしくもあり、「とりあえず基本的な理論は押さえておくか」という感じで読み始めたのだけど、むしろ個人商店を営む自分にとって、有用な知識がてんこ盛りだった。
大企業の大船とは違い、小さな帆掛け船はちょっと判断をあやまれば即、沈んでしまうわけで、冷静かつ迅速に経営判断をして、時には逃げ足の速さも発揮して乗り切っていなかければ、と思う。
交渉術のところを読んでいて、過去の屈辱の記憶がよみがえり、ページを繰る手がわなわなと震えた。あの時、どうするのが正解だったんだろう?簡単に答えは出ないし、仮に正解があったとして、実際にそのとおり行動できるとは限らないけれど、理論のフレームワークが頭に入っていれば、いくらか状況を客観視して、もうちょっとマシな交渉ができたのかもしれない。
ただ、あえて難を言えば、『ゲーム理論』においては、相手もこの理論を熟知していて、合理的な戦略のもと、理にかなった行動をすることが前提になっており、理論を超越した反則技を繰り出す相手への対処はやはり、その場で考えるしかない。
お客さんにもぜひ、この本を読んでもらいたい。
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