リポート提出【民法二部(債権)】
週末にがんばって仕上げた、民法二部(債権)のリポートを提出。
今回の設題
今回のリポート設題(2017年度)は、
<設題1>
売買契約において売主が負う担保責任につき、現在の民法の規定の内容およびその法的性質をめぐる学説・判例、さらには、民法改正法案において規定の内容がどのように修正されているかもふまえて論じなさい。<設題2>
次の2つの事案において、被害者は誰にどのような法的請求ができるかについて、民法の規定の内容および判例(最新のものだけではなく、過去の判例も参照すること)および学説をふまえて論じなさい。①(詳細省略)『サッカーゴール事件』に類似した事案
②(詳細省略)『JR東海事件』に類似した事案
法学リポート攻略に近道なし?
最初、なんとか最短で作業を進めようと、ピンポイントで判例にあたってみる。
設題2の方、『サッカーゴール事件』・『JR東海事件』は、ずいぶん話題になった事件なので記憶に新しいけれど、新しい判例ゆえ、ちゃんとした解説資料が少ないのが悩ましかった。
両判例とも、責任無能力者の他害事故に関する過去の裁判例とは異なる論理が展開されており、そこのところをよく考えて理解することを求められているのだと思う。
が、初学者の私が簡単に判旨を理解できるわけもなく、無知を補うための本を1冊、もう1冊、とエンドレスで追加投入していくことになり、結局、ものすごく非効率なリポート作成になってしまった。
テキスト&参考文献メモ
以下、結果として、頼りになった参考文献メモ。
<設題1および債権法全般>
まず、債権法の入門篇としては、指定テキストがいちばんわかりやすかった。
いったん道に迷った後で、このテキストのありがたみが身に染みた。
※契約・不法行為にまつわる事例(ネットショップで価格を1ケタ間違った場合、どうなるかとか)がコラム形式で多数、解説されており、読み物としてもけっこうおもしろい。
↓民法二部(債権法)の指定テキスト。
↓もう一歩踏みこんだ解説がわかりやすかったのは、こちら。
↓民法改正の要点、特に売買契約等について、こちらの解説が参考になった。
<設題2>
最新の判例を収録したジュリスト臨時増刊は、判旨や解説も充実していて非常に有用であった。とはいえ、それだけでは厳しい。。
↓「サッカーゴール事件」はこちらに掲載あり。
↓「JR東海事件」はこちら。
↓「JR東海事件」「サッカーゴール事件」の判例とともに、責任無能力者の不法行為について、わかりやすく解説されていて助かった。
※これら新判例が掲載されているのは『第2版増補版』です。
民法修得なるか?
とりあえずリポートは提出できたので、7月の単位修得試験で、民法一部・二部を受ける予定だけど、過去問を見て、びびる。
今回のリポート設題といい、試験問題といい、担当の先生はどうやら、問題作成に労を惜しまない方のように見受けられる。
民法を一発ですんなり合格できる人って、いるのだろうか?
合格への早道は、地道にしっかり勉強すること。。なんだろうな。
つべこべ言わずに、がんばろう。
Go the Distance!
広告