リポートの難易度について
目下、統計学Ⅱのリポートに苦戦中。(というか、今まで一度も楽勝で書けたためしがない)
リポート設題を見た時は、統計学Ⅰの時よりも、むしろ簡単なんじゃないかとさえ思った。(統計学Ⅰ・Ⅱとも、2016年度の設題)
統計学Ⅰの設題
交通事故に関して各自テーマを設定し、警視庁調べの交通事故データを用いて具体的に分析せよ。
統計学Ⅱの設題
東京(関東)と大阪(関西)とをいくつかの統計データを用いて比較分析し、両者に見られる相違点について論じなさい。
『交通事故データ』が硬くくっきりとしているのに比べ、東京と大阪の違いは抽象的で自由度が高く、おもしろそうなものがいろいろ思い浮かぶ。なんか、楽しそうだし、何とかなるだろう、と高をくくっていたのだった。
がしかし、『おもしろそうなものがいろいろ』はあくまで『話のネタ的に』ということであって、データを用いて論証できる類のものではないということに、ほどなく気づく。
さらに、データ分析を開始し、東京と大阪の差異を数字で見出すも、それって本当に『東京と大阪の』差なのか?という疑問にぶちあたる。例えば、住宅事情や就業チャンス等は、人口や経済規模に比例するだろうから、首都とそれ以外の地域をどこでもいいので比較すれば、程度の差こそあれ、同様の結果になってしまう。
ということは、差異が見られる項目について、東京と大阪だけでなく、関東・関西の他府県も対象にして、東西の違いの傾向と、それが何に起因するものか、相関を見ていかなくてはならない。
。。ということに気づいたのは、すでにかなり作業を進めてからのことだった。
気づき
一見、簡単そうに見える設題には要注意。科目がⅠからⅡへとバージョンアップすると、リポートの難易度も確実に上がる。学生が何につまずくか、出題する先生はお見通しの模様。
今回、特にそう思ったけど、リポート設題ってどれも、何がわかってないかを気づかせるように、うまくできてるなぁ。
これから気合い入れて、まとめ作業にかかる予定。
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