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法政大学通信ブログ by ジェニファー。法政大学通信教育課程・経済学部商業学科に2015後期入学(3年次編入)。試験やリポート、学習の内容と進捗状況、日々の気付きなど。Go the Distance!最後までやり遂げよう!

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フィデューシャリー・デューティーとは?金融カタカナ語の謎

金融用語がわからない。

今、金融論を勉強しているので(苦戦中)、日経新聞で金融関連の記事や、金融庁のサイトをつとめて見るようにしているのだけど、かえって謎が謎を呼ぶ事態に陥ることもしばしば。

謎の金融カタカナ語

たとえば、

我が国においても、フィデューシャリー・デューティーについて、インベストメント・チェーンに含まれる全ての金融機関を念頭に、具体的にどのようなプリンシプルを確立し、それをどのような枠組みで定着させるかについて、金融審議会において議論を進め、早ければ年内にも考え方を整理するつもりです。

<森金融庁長官基調講演(平成28年10月5日)より一部抜粋 (https://www.fsa.go.jp/common/conference/danwa/20161005.pdf)>

と、森金融庁長官がおっしゃっているのだけど、私にはまったく理解不能だった。

なお、このようにカタカナ語が多用されている理由は、↓この記事によれば、

金融用語なぜカタカナ連発 行政、海外投資家を意識 :日本経済新聞

東京市場における海外投資家の比率が急速に高まっていることから、「活発な投資を呼び込むには海外投資家にも通じる共通言語を使う方が効果的」(金融庁幹部)ということらしい。

共通言語というよりむしろ、日本人にも海外投資家にも通じにくいような気が。。

フィデューシャリー・デューティーって、何だ?

フィデューシャリーは英語で?

まどろっこしいけど、フィデューシャリーの元の英語は、

fiduciary [fədjúːʃièri]
【名】《法律》受託者、被信託者
【形】信託の(に基づいた)、(不換紙幣が)信用発行の

<英辞郎on the WEBより>

ということは、フィデューシャリー・デューティーとは、受託者に課せられた義務、という意味か。

なんか、わかったような、わからないような。

顧客本位の業務運営

そんなわけで、しばらくもやっとしたままだったのだけど、今日の日経新聞朝刊に、『投資商品の手数料明示 金融商品、開発から販売まで』という記事に関連して、『顧客本位の業務運営』という言葉について、次のように説明されていた。

金融機関に顧客の視点に立った金融商品の提供などを求めること。英語のFiduciary Duty(フィデューシャリー・デューティー、FD)が語源で、受託者責任とも呼ぶ。顧客から信認を受けた金融機関は自らの利益でなく、顧客の利益を最優先に考えて行動する義務を負うという意味を込める。

<きょうのことば『顧客本位の業務運営 金融商品、開発から販売まで』日経新聞2016年11月25日朝刊>

どうやら『フィデューシャリー・デューティー』が『顧客本位の業務運営』という言葉に、置き換えられた模様。フィデューシャリー・デューティーのままでは、わかりにくくて不評だったのかもしれない。

でも、『語源』ということは、厳密には別物ということなのだろうか?

やっぱりなんか、もやっとする。

金融用語をすらすら理解できるようになる日は、くるのだろうか?

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