GoTheDistance!ジェニファーの法政大学通信ブログ

法政大学通信ブログ by ジェニファー。法政大学通信教育課程・経済学部商業学科に2015後期入学(3年次編入)。試験やリポート、学習の内容と進捗状況、日々の気付きなど。Go the Distance!最後までやり遂げよう!

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アイスとラーメンのリスク・シェアリング

金融論と統計学の試験準備を本格的に開始した(つもり)。

金融論の指定テキストに、『リスク・シェアリング』のケースとして、こんなのが出ていた。

アイスクリームを売る事業を行っている人の収益は、気温が上がれば増加し、逆に気温が下がれば減少する。ラーメンを売る事業を行っている人の収益は、気温が下がれば増加し、気温が上がれば減少する。気温が高いときには、アイスクリーム業者がラーメン業者にある金額を支払い、気温が低いときには、ラーメン業者がアイスクリーム業者にある金額を支払うという契約を結べば、両方の業者とも気温に無関係に利益を出すことができ、利益が平準化する。このような契約においては、お互いのリスクを保険しあっている形になり、リスク・シェアリングと呼ばれる。

<『金融論をつかむ (テキストブック「つかむ」)』p33>

アイスクリーム屋とラーメン屋の相互保険。。アイスとラーメンはわかりやすいけれど、現実世界で取り交わされる契約としては、逆に想像するのが難しいという、不思議な事例だ。

そして、この『リスク・シェアリング』は、『リスク・プーリング』とは、どう違うのか? テキストには、『大数の法則が働くリスクに対しては、リスク・プーリングを行うことが可能になる』とあった。要するに、

  • リスク・プーリング : 数に物を言わせて、リスクを薄める作戦
  • リスク・シェアリング: 互助会的に助け合うことによって、リスクを回避する作戦

ということだろうか。

ちなみに、『大数の法則』は、統計学の参考書(数学音痴自習用)では、こう説明されていた。

1つの母集団から、n個のデータを観測しその標本平均xを作る。このとき、nが大きければ大きいほど、標本平均は母平均μに近い数値をとる可能性が高くなる。

<『完全独習 統計学入門』より>

(※標本平均のxの表記は、正しくはエックスバー。記号が出せませんでした。。)

こうして、小刻みにつまずいては、あっちこっち寄り道しつつ、じりじりと前進中(のつもり)。

金融論も統計学も、数学音痴のアラフィフでも修得可能だということを、証明してみせたい! サンプル数少ないし、誰に対する挑戦なのかわからないけど、まあいい!

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