そのまんま統計
統計学Ⅱのリポート作成のため、各種データを収集して、分析の切り口を考え中。
総務省統計局HPのデータを大いに活用している。統計局さん、ありがとう。助かってます。
ただ、利用させてもらいながら、文句を言うのは心苦しいのだけど、これぞというデータにたどりつくのに、けっこう骨が折れる。
例えば、ある統計項目のリンクをクリックすると、その統計の管轄省庁(経済産業省、厚生労働省、等)のHPに飛んで、そこのページでまた、データのありかを探し、それらしきリンクをクリックしたら、また統計局にもどってきて、別のページに導かれ、そこでまたもや、該当項目を探すことになる。
なんだか、スイカ割りの前に、目隠ししてぐるぐる回されてるみたいな気分だ。これって、一応、形だけでも管轄省庁の門をくぐることが必要ってことなんだろうか?
が、そうやってあちこち行っているうちに、思いがけずおもしろいものを見つけることも。たとえば、こんな統計。
食品の品目別、1世帯当たり年間支出金額の地域別ランキング。そのラインナップを見ていくと、
↑緑茶への支出が多いのは、静岡市。お茶の産地だしな。
カステラは、長崎。うん、そうくると思った。
うなぎのかば焼きは、浜松。やっぱり。
しゅうまいは、横浜。もはやそれ以外、考えられない。
<統計局ホームページ/家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成25年(2013年)〜27年(2015年)平均)>より
失礼ながら、みんなあまりにも『そのまんま』なんだけど、これらをあえてわざわざグラフ化する意図って、何なんだろう? いずれの食品も、産地の住民によって相当量消費されている、その郷土愛を視覚化したもの? それとも、あまりにもそのまんまの調査結果なので、データをダウンロードするまでもないですよ、という親切心からか? なんかすごく深読みしたくなってしまう、統計グラフであった。
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